あの男が帰ってきた!
脳に病を抱える元フランス軍兵士ヴァンサン・リベラッティ。家族を想い、少しでも長く生きたいと望んだ彼は、ある実験的治療を受けることを条件に、秘密情報機関《イドラ》に所属することになった。
そんな凄腕エージェント、ヴァンサンは新しいパートナーと組むことになった。その相手とは、なんと!、元妻アレクサンドラの婚約者、ベルトランだった。この二人のタッグで謎のダイヤの密売組織をターゲットに追っていくが、波乱万丈だ。
ヴァンサンはハイ・リスクなミッションの数々をギリギリのところで乗り越えていくが、刑事で妹のジュリエットの捜査、同僚の女性工作員マリーのお色気誘惑、娘ローラの反抗期、犯罪組織のリーダー・コスカスの周囲で無謀な行動を取る元妻アレクサンドラ・・・問題は山積みだ。
ノーリミット《限界なし》なヴァンサンの活躍が再び始まる!

イドラの新たなターゲットはダイヤの密売組織。ベルトランは密売人と接触するが正体がばれ、ヴァンサンが密売人を射殺する。同じころ、ローラとアルチュールは試験問題を盗もうと高校に侵入するが、目的を果たせず退散。同日、高校が火災で全焼し、アルチュールは放火容疑で拘留されてしまう。恋人を救うよう父親に懇願するローラ。ヴァンサンは、高校の防犯カメラの映像に密売組織のバンが映っていることに気付き……。

ダイヤを盗むために警察の倉庫に侵入したヴァンサンは、同じくダイヤの奪還を狙うコスカスの息子マルコと遭遇し格闘になる。だが、その間にダイヤはジュリエットの手に渡っていた。たびたび捜査に介入してくる“覆面の男”を気にするジュリエット。そんな彼女の前に、ヴァレラ警視という人物が情報交換を申し出てくる。一方、ベルトランはパーティーを利用してコスカスに近づくが、そこにアレクサンドラが現われて……。

香港マフィアの大物ワンはコスカスとの取引の条件として、妻リン・パンに盗まれたハードディスクの奪還を要求する。そこでヴァンサンはマルコとともに、リンと愛人関係にあった画廊の支配人トリーニを拉致しディスクのありかを聞き出そうとする。一方、ジュリエットもトリーニの妻から事情を聞いて捜査を開始する。そんな中、アレクサンドラはシサック社の倫理委員会に加わるようコスカスから誘いを受けて快諾し……。

マルコは大破した車からマリーを連れて逃げ出し、意識を取り戻したヴァンサンも彼らの後を追う。マリーはマルコから逃げようとしたもののヴァレラに邪魔され、追いついたマルコに銃撃される。その後、マリーが搬送された病院を訪れたジュリエットは、彼女がうわ言で「イドラ」とつぶやいたことを知り……。一方、マルコに連れられて覚せい剤の秘密工場を訪れたヴァンサンは、コスカスからリン殺害を命じられる。

一味にスパイが潜入していることを嗅ぎつけたヴァレラ。ヴァンサンとブーリは彼を拉致しようとするが、誤って殺害してしまう。コスカスはヴァンサンとベルトランを疑い、2人を対峙させることに。ベルトランを撃って信頼を取り戻したヴァンサンは、軍事基地から無人航空機を盗み出す計画に手を貸すが……。一方、ヴァレラ殺害事件を追っていたジュリエットらは被害者宅を訪れ、ヴァレラが買収されていた証拠を発見する。

潜入捜査をしていたことがバレてしまい、ヴァンサンはコスカス邸から逃走。イドラでは作戦が練り直され、アレクサンドラの警護が開始される。マルコは彼女の襲撃を試みたもののヴァンサンに捕まってイドラの虜となる。その後、病気が小康状態だと知ったヴァンサンは、任務終了後に組織を辞めると言い出すが……。そのころ、ジュリエットらはヴァレラの帳簿から取引が行なわれる場所を割り出し、現地に向かっていた。

復縁の兆しが見えるヴァンサンとアレクサンドラは、ローラとともにモンテネグロで休暇を過ごしていた。そんな中、コスカスのテロ計画をつかんだド・ボワシューがコスカスの元部下ヴァシリエヴィッチを拉致する任務をヴァンサンに命じる。実はヴァシリエヴィッチはヴァンサンの宿泊場所の隣にあるカジノの責任者で……。そのころ、兄への疑惑を深めたジュリエットは、ついにサウス・セキュリティ社の家宅捜査を決断する。

ヴァンサンとベルトランはテロを阻止すべくパリに到着。ジュリエットとパリ警察もその後を追っていた。同じころ、アレクサンドラも欧州委員会の会議に参加するため、ローラとアルチュールを伴ってブリュッセルにやってくる。ヴァンサンはまず、テロを警告しようと大臣の会食場所に乗り込む。だが目当ての大臣は現職ではなかったうえに、ヴァンサン抹殺要請を受けたブーリに逃走を阻まれて警察に拘束されてしまい……。